蔥抓餅

蔥[cong1]...ねぎ
抓[zhua1]...引っ掻く
餅[bing3]...米粉または小麦粉で作った平たい円形の食べ物(用米粉或麵粉做成扁圓形的食品)


台湾のお好み焼き風ファストフード。
昔、台湾出張の時には朝ごはんの代わりとしてお世話になりました。朝になると車で会社の前に蔥抓餅の屋台が来て、豆漿と一緒に売ってたもんです。


ちなみに中国では米粉または小麦粉で作った丸い(焼いた)食べ物はみんな「餅」。お好み焼きもクッキーも月餅もみんな「餅」。


参考:有關蔥抓餅 - 烘焙討論區


材料:

1.中力粉 100g、お湯または水 カップ1/2
2.長葱 1本
3.ラード(無ければサラダ油) 大さじ2、塩 大さじ 1/2

作りかた:

1.長葱を微塵切りにし、干して水気をよく飛ばしておく。
2.材料1をよくこねて団子状にし、湿った布巾等をかぶせて20分程度寝かせる。
3.団子状になったものを薄く円形に延ばして、上から油 大さじ2を塗った後、折ったり伸ばしたり巻いたり叩いたりしてよくこねる。ネギのみじん切りを生地に混ぜてよく混ぜ合わせる。
4.フライパンに油を少し入れて熱し、生地を入れて片面を焼き、焼き色が付いたら裏返してお湯を少し垂らして水分がなくなるまで蒸す。
5.仕上げに、フライ返しなどでよく叩き、適当に切れ目を入れる。


中力粉がなかったので家にあったすいとん粉を使用。まあ大体中力粉(たんぱく質8%〜10%)と成分的には近いので(100g中9g)問題はなかろう。お好み焼きもできると書いてあるし。


水の量は適用に見ながら少しずつ足していくのが良い。今回はちょっと水の量が多すぎたので生地がベタベタしてしまい、団子状にならずお好み焼き状態になってしまった。もっとも台湾の屋台は水で溶いたような生地を使ってたので無理に団子状にしなくてもいいかもしれない。


仕上げによく叩いて、切れ目を入れるのがポイント。(なぜかはよく知らない)
「抓」という字が入っているのは、最後に入れる切れ目(生地をフライ返しで引っ掻くような感じ)の故だろうと思う。


あと台湾の屋台では、「加蛋」「加辣」のオプションがある。
「加蛋」は、焼いている最中に生卵を落として、生地と一緒に焼く。お好み焼きみたいな感じ。
「加辣」は、味付けに辛いソースを塗る。


ネギの香ばしい香りが食欲をそそる一品。
(出来上がりがイマイチだったので今回は写真は無し。この辺を参考に。)