年末の一大イベント(冬コミ)が終わったのでまた日記を書いていこうと思う。
さて部屋の中の本が死ぬほどたまってきて、地震が来たらつぶれて死人が出そうな状況になってきたので、電子化を進めようと昨年の10月ごろ初めてスキャナを導入した。
一昔前はスキャナといえばウン十万するような高級デバイスというイメージだったが、最近ではそこそこ使えてお手ごろ価格のが結構あるようだ。
特に事前に調べていかなかったが、ヨドバシの店頭でそこそこのスペックと低価格の条件(あとUSBバスパワード、これ重要)でCanonのCanoScan Lide 70というのを購入した。USBバスパワードなのでスキャナ本体から生えてるのはUSBケーブルのみ。コンパクトで軽く持ち運びも楽々で場所もとらないと、なかなかいい感じ。
マルチスキャンモードを使うと用紙の傾きも自動補正してくれるのでこれはいいと思った。
性能のほうも、最初は1枚スキャン(150dpi、カラー、マルチスキャン)で20〜30秒でまあ値段の割にはそこそこの性能かな。と思って便利に使っていた・・・のだが、使い込んでいくにしたがってだんだん1枚あたりのスキャン時間が延びるようになってきたように感じ、12月ごろには既に1枚あたり2〜3分かかるというとんでもない状況に陥っていた。
これは使えん、ということで年末進行に入ってからは放置状態だったのだが、今日久々に原因調査のためProcess Explorerで特攻してみた。
すると、どうもスキャンするたびに、すべてのスキャン済みのイメージを調べに行っているご様子。スキャンしたイメージは自動的に連番が振られる設計なのだが、どうやら過去の番号とかぶらないようにすべてのイメージファイルを探してチェックしているらしい。
つまりスキャンしたイメージが増えれば増えるほどO(n)的に遅くなっていくというトンでもない作りのようなのだ。
もっとも、イメージの検索はデフォルトのイメージ保存フォルダ(C:\Documents and Settings\ユーザ名\My Documents\My Pictures\Toolbox\)とそのサブフォルダすべてなので、このフォルダから他のフォルダへイメージファイルを移動してやれば元の性能に戻ったようだ。
しかしマニュアルにもこういうノウハウ的なことはちっとも書かれていない。「スキャンが遅いときは」解像度を低くしろだとか、当たり前のどうでもいいことしか書いてない。まあマニュアルに書いてあればいいという話ではなく、そもそも設計上あまりよろしくない作りだと思うので、ドライバ(および連携ソフト)側を早急に改善してくれることを期待したい。(言わなきゃわからないかな?他にこういう苦情ってないんだろうか。)
こういうノウハウを知っていて使うんであれば、結構お手ごろで使いやすいお勧めの装置。と思う。
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