PowerBuyer6.5をWIndowsCE機で動かす

先週末ROM版カタログと一緒にPowerBuyer6.5も売ってたんでついでに買ってきた。
…というか、何だ、私はWM機持ってないんで単なるリサーチ用なんだがorz
使うわけじゃないけど840円寄付するみたいな。


PowerBuyerって先にPC側でデータ変換が必要なのね。
で、この変換ツールなんだけど、いまどき「スタート」ボタン押して変換処理中ずっとメッセージループがブロックするアプリってどうなのよ。
変換用のスレッド起こすくらいたいしたことないだろーーー
.NET Framework 3.5にもなって。
と、プログラマーの視点からの愚痴をつぶやいてみる。
まあ人のことは笑えないんだが。


PowerBuyerもSQLiteを使ってるぽい。
変換過程を見てるとページ画像も全部PDA画面サイズに合わせて小さくリサイズしてるようだ。確かに、サイズ小さくしておいたほうが展開時間も稼げるからいいんだけどいかんせん変換に時間がかかりすぎるのが難点だよね。最近のWM機のスペックであれば元ファイルからでもそこそこのスピードで展開できるわけだし、どうなんだろ。ちなみに出力されたのは*.jp_という名前のファイルで、実際にはJPEGフォーマットの拡張子を変えてあるだけっぽい。


それから変換作業なんて、最初の一回しかやらないわけで、いちいちsetup.exeからインストールしなけりゃならないのはちとうざい。変換後は速攻さようなら、なわけだし。
ちなみにインストールされた状態

MicrosoftのグループになってるのはVisual Studioのスケルトンがへっぽこなせい?それにしてもMicrosoftはないんじゃないの。いろいろな意味で。


とまあ準備はこれくらいで、端末側にインストール。
.NET Compact Framework 3.5をインストールして、PowerBuyer6.5をインストールして、起動。
ここまでで、この状態。


Windows Mobile 6 SDKからMicrosoft.WindowsMobile.Status.dllを抜き出してきて、PowerBuyerと同じディレクトリに入れると、とりあえず起動まではこぎつけた。


QVGAの画面だと狭いことこの上ないけど、動くことは動くようだ。


ただ、ページジャンプしようとするとNotSupportedExceptionになってしまった。



「NotSupportedException」「エラーが発生しました。CUT画面を消してリトライします」「MAPPAGESAVE error. NotSupportedException」の画面を何回か繰り返した上、やっとページが表示されたと思ったらフリーズ。ちゃんとTry〜Catchしてるのは認めるけど、エラー時のフォローがイマイチっぽいなあ。
WindowsCE機にむりやりWM用のMicrosoft.WindowsMobile.Status.dllを突っ込んでるので、何かWM用のネイティブのDLLが足りないんだろう。


パッケの「ますます自由に、呼吸のようにスムーズに」というのは随分大きく出たキャッチだなあと思ったけど、実際使ってみるとあながち誇張ともいえないと思えるほど、かゆいところに手が届くつくりでこれは確かに便利だわー。ユーザがやりたいことが良く実現できてる。流石に何年もかけてバージョンアップで鍛えてきただけのことはある。スクロールも予想してたよりはるかにスムーズだったし。これはJPEG化&サイズ縮小の効果なんだろうな。
サークル検索は前方一致で順番に出してくれる。(これはやろうと思ってたけどまだやってないんだよね)


いいところは参考にして次の夏コミに向けて自分のビューワも機能拡張していくかー。今回は無理だけど。
まあこういう大作に挑戦しようなんてのはおこがましいにも程があるから、自分のは事前チェック用と割り切って操作性に重点を置いていこうと思う。


最後にPowerBuyerで見つけたバグ一つ。
サークルカット上からカット以外(ブロックインデックス)にカーソルを移動すると、移動もとの方に描画枠が残ってしまうようだ。はっきりいってどうでもいいバグだが。