夏コミ、ケロQ/枕の色紙について

データを精査したら、各日12枚限定の色紙は、狗神煌/梱枝りこ以外の原画家も参加していて、直筆イラスト、直筆サインのもの。その他、先着200名限定の、狗神煌/梱枝りこの複製イラスト色紙に直筆サインするサイン会というのがあったのね。
条件を当てはめてデータは変更した。そうしたら、12名限定(2日分で24名限定?)の直筆イラストサイン色紙は、狗神煌梱枝りこ、籠目、砌煉炭(×2*1)、硯の5名分6枚が出品されていることがわかった。残りは200名限定サイン会バージョン。


それで、改めて販売方式を眺めたのだが、これは…どう見ても転売屋に有利だったのでは。


色紙の配布条件

  • 色紙は各日12枚限定
  • 買い物千円ごとに1煌ケロ円もしくは1りこケロ円を発行
  • 各日、60煌ケロ円もしくは60りこケロ円で色紙と交換


ということで、

  • 開場時先頭に並ぶ
  • 6万円分の買い物をする

この2条件を満たせばほぼ自動的に色紙が手に入る。(誰の色紙かは運次第だが)
煌ケロ円/りこケロ円は仮想通貨なので、ブース内のスロットゲームで増殖可能。ただし、当たる確率は20%、最大×3?で最大掛け金5ケロ円、1ゲーム5回まで。運がよければ1ゲームで5ケロ円を15ケロ円に増殖可能だが、こんなのをちまちまやってたら6万円分大人買いする奴の方が早いし確実なのは火を見るより明らか。


つまり直筆イラストサイン色紙がほしい人は、有無を言わず6万円分買いなさい、と。うーん。販売方式としてはちょっとエグいかも…。
グッズを複数買いして、色紙も手に入れて、全部転売、ウマーという転売屋に鉄壁なパターンぽい気がする。しかも先頭に並べるのは一般のファンではなく職業転売屋が多いだろうから。


ちなみに各日の狗神煌セット、梱枝りこセットはそれぞれ18,000円。その他販売物フルセットで18,000円。60,000円分の買い物をするには絶対に複数買いが必要になる。
友達の分とかグループ購入だったら何とかなる場合もあるかもしれないが、単騎だとつらいな…。
この点でも転売屋が有利。
先着200名限定のサイン会のほうは、20ケロ円(2万円相当)ということで、狗神煌セットor梱枝りこセット+なにか、で十分交換可能なのでこちらは一般ファンでも手が出しやすい。


こういう販売方法は、暗黙に転売を奨励しているようで、正直どうかなあ、と思う。いや、転売=悪というわけではないのだけど、何と言うか、本来のファンサービスの理想からはずれてるんじゃないのかなあと。
前回似たようなのでJOKER TYPEの「フルセット2セット購入でDSケース1つ特典」というのもあったな。


サインについては、サイン会チケットがオクに出されたのが発覚してサイン会中止に追い込まれたあかべぇの例(→basicchannel:あかべぇそふとつぅ コミケ76での握手会が中止になったのは整理券の転売のせい)を見ても考えるところがある。こういうのは善良なファンを前提にしたファンサービスだから、転売屋のような善良とは言い難い人が介入してくると仕組みが崩壊しかねない。
そういう意味では、こういうファンサービスのようなものについてはさすがに転売自重してほしいとも思う。

*1:1枚は狗神煌名義で出品してるがどうみても写真が違う