サンクリの事件から２週間一ヶ月以上たち、サンクリ42も開催終了したというのに、他のイベントからの言及が全くないのが気にかかる。
サークル参加者、特に今回被害にあった人たちの中には、サンクリが今後どうなっていくかということより、他のイベントは大丈夫なのか気に掛ける人もいるんじゃなかろうかと思う。
うちはサンクリのようなヘマはしない。もともと万全の体制で臨んでいるのだからいまさら安全宣言を出す必要もない。などと考えているのであれば、それは驕りでしかない。個人情報に関する意識が低く、なおざりな体制になっていればどのイベントでも同様の事故は起こり得る。
サークル参加者の懸念を払拭するためにも、サンクリ以外のイベントも改めて体制の検証を行い、不十分なら強化し、過去に問題がなかったかを再点検し、仮に誤りが見つかれば是正し、そして安全宣言を発表することが重要ではないだろうか。
折りしもCOMITIA87では、DejaVuがコミケスタッフの内情を紹介するスタッフネタ本（『スタッフ日和！ ５』）を出しており、タイムリーで興味深い。サンクリの流出事件は1月中旬だから、そこから1ヶ月の急ごしらえでこのテーマでネタを仕込んだんだから頑張ったｗ せっかくだからサンクリ42で出せばよかったのに、と思ったが、さすがに日程的に厳しいか。
この本の記載によると、個人情報が入ったPCには外部メディア(CD-R)がないから外部メディアでの勝手持ち出しは物理的に不可能との事。また個人ではなく数人のチーム作業にすることで個人の不正を抑止していたらしい。ただしUSBメモリがない時代、のことらしいのでかなり昔？６〜７年くらい前の状況だろうか？現状はどうなってるのかは分からないが、以前からきちんと「管理」体制はあったようだということは言えそう。
※サークルサイトに本文サンプルが掲載されてるので見たい方はそちらへ。次のイベント予定で消されちゃうだろうからお早めにｗ
