iPadも発売後の盛り上がりもだいぶ落ち着いたみたいだけど、なかなか街中で使ってる場面には出くわさない気がする。(たまたま?)
一方で、イベントでは見かけることが増えてきたような気がしていて、夏コミでもやはり増えたなーっという気がした。
夏コミの後の飲み会でも話題にしたけど、iPadを使った展示について、他の人もやはり増えたようだという意見だったので私だけが色眼鏡で見ていたというわけでもないと思う。私自身はiPadは持ってないし触ったことも無いので実態は良くわからないけど、パフォーマンスの面ではイベントで開会から閉会まで十分に持つバッテリがやはり重要な点ということらしい。ノートPCとかだとバッテリでの稼動だとやはり午後早いうちにバッテリ切れになったりしてしまう点で難がある。他にはスライドショウのような展示が簡単というあたりだろうか。
そのあたりの性質から、同人誌即売会での展示にはかなり親和性が高いといえるのかもしれない。
先週のCOMITIAでiPadを展示に使ってるサークルを数えてみた結果。
ジャンル | iPad | サークル数 |
壁 | 1 | 78 |
少女まんが | 0 | 167 |
動物 | 0 | 30 |
JUNE | 0 | 55 |
歴史 | 0 | 18 |
旅行記 | 0 | 15 |
評論・情報 | 0 | 20 |
文芸 | 3 | 121 |
少年まんが | 2 | 290 |
ギャグ | 0 | 85 |
アダルト | 0 | 71 |
同人ソフト | 1 | 46 |
同人音楽 | 1 | 31 |
イラスト | 2 | 283 |
グッズ | 0 | 41 |
SF・ファンタジー | 4 | 285 |
その他 | 2 | 143 |
学校・学漫 | 0 | 14 |
青年まんが | 4 | 209 |
総合計 | 20 | 2002 |
あとiPadの高精細な画面とシックなフレームデザインと相まって、展示の仕方によっては通常のイラストパネルと見分けがつかない、展示に埋もれているというか溶け込んでしまってるので気づきにくいというのも見ていてわかった。製品デザインとしては優れているということになるんだろうけども。
ジャンルにそれほど偏りはないように思える。
強いて補足すると、少女まんが、動物、JUNE、歴史、旅行記、評論・情報。このエリア(西2ホールの左奥い〜き)はアナログ原稿が多い気がするのでiPadのようなデジタル機器との相性は良くないのかも。ジャンル的にも、iPadで展示するような内容でもないのかもしれない。グッズ系ジャンルも同様。
他、iPad利用ジャンルに関しても総サークル数に対しての利用サークル数はせいぜい1%〜3%の範囲内でありジャンルの規模におおむね比例していて、特段iPadの利用が多いジャンル、という傾向は見られないようだ。
ただ、同人ソフト、同人音楽については他ジャンルよりも若干比率が高い(といっても1%〜3%のうちで高い、2%とか3%というレベル)のはジャンル傾向が出ているのかもしれない。同人ソフト、同人音楽エリアについては、iPadに限らずもともとノートPCでの展示が多いのは当然だし、今回気をつけて見たので気づいたのだが、PSPで動画や音楽を展示してたり*1、DVDプレイヤーとか専用の動画プレイヤーとかでデモしてるところも結構あって、各サークルいろいろ工夫しているようだ。
壁サークルは人が集中する特性上、捌くのが中心になってしまって、展示は難しいのかもしれない。むしろ大型パネルとか、ポスターとかの方が壁という配置を活かした展示ということになるのだろう。
iPadを使った展示については今後も増えていきそうな気がする。
*1:DSもあったような…記憶があいまい