Microsoft翻訳サービス開始

9/24、Windows Live Translator (Beta)が開始された。詳しくは公式ブログを参照。


以前から、Microsoft技術情報(KB)で使われている機械翻訳Microsoft Research独自開発)はコンピュータ関連の文章に限っては、他の翻訳サービスとは比較にならないくらい精度が高いと思っていた。人間が読むとおかしい文章はかなりあるが、他の翻訳サービスよりはかなりましだと思う。
これを一般にサービス提供してくれないものかと思っていたが、今回Windows Live Translatorでこのサービスを一般提供してくれることになったようだ。


ただし、ちょっと試したところでは技術情報で使われているエンジンがそのまま入っているわけではないようだ。ためしに英文の技術情報を翻訳してみると、技術情報で機械翻訳させた翻訳文とは異なっている。技術情報版のほうがより日本語として正しい文のように見える。
あるいはエンジンは同じだがコーパスが違うのだろうか?正式サービス開始の際には同じレベルにしてくれると非常にうれしいのだが。


ちなみに「コンピュータ関連のコンテンツ」のチェックをつけない場合はSYSTRANのエンジンが使用される。SYSTRANはAltavista Babel Fish Translation他、世界中で広く使われている翻訳エンジンだ。
チェックをつけた場合で、かつ現在Microsoft Researchでサポートしている8言語(英語→ドイツ語/スペイン語/フランス語/イタリア語/ポルトガル語(ブラジル)/中国語(簡体・繁体)/日本語)に限った場合のみ、Microsoft機械翻訳エンジンが有効になる。