当代通販事情

COMITIAでもらってきた骨法乙女のペーパーを読んでいて。

郵政の民営化に伴い
小為替の手数料が10倍になっちゃって
1000円の小為替発行するのに1100円とか
300円の発行で400円お金要るとか
大変なことになっちゃいました。
ゆうちょさん、やめたいんだねえ・・。
小為替・・・。
なのでお手数とは存じますが、
ネット通販による銀行振り込みに
メインを動かさせていただきます。
一応、小為替もお取り扱いしては
おりますが・・。


今時通販と言えばネット通販しか思いつかない時代になったわけだが、地道に郵便通販も続けてたのかというところに頭が上がりません。さすが古株というか
というか最近小為替なんて使ってなかったから気付かなかったけど、いつの間にか小為替がそんなことになっていたのか。
定額小為替−ゆうちょ銀行

  • ゆうちょ銀行が新たに発行する定額小為替証書について、料金を以下のように変更いたしました。

料金


1枚につき100円(全券種共通)


旧料金


1枚につき10円(全券種共通)

これはひどい。もう使うなと。確かにそういう風にしか読めないねぇ…。


思えば昔は同人誌の奥付には必ずリアル住所と本名が書かれているのが普通だった。
(1)奥付に通販問合せ手紙を送る
(2)サークルから在庫などを書いた最新ペーパーが返送されてくる
(3)小為替や切手などを同封して通販を依頼する
(4)サークルから物が届く
という、今考えればものすごく非効率的な通販方法が主流だった(というか今でもこの方法でやってるサークルはあるはず)


いつからだろうか? 奥付がメールアドレスとHPだけの記述に取って代わったのは。いつのまにか、でもあっという間に変わっていった気がする。
いまでも細々と郵便通販をやってるようなサークルだとペーパーに通販用のリアルアドレスが書いてあったりするけどね。


昔がおおらかな時代だったかと言うとそういうわけでもなくて、メールアドレスやHPなどといったリアルを代替できるバーチャルなアドレスが無かったからやむを得ずそうなっていただけなのだろうけど。
そういう時代でも、押し掛け厨のような問題*1はやはりあったわけだし、プライバシー上の問題は抱えていたはずだ。
今だとコメント欄での粘着厨とかになるんだろうか。奥付からリアル住所が消えてからは押し掛け厨のような話はめっきり聞かなくなった気がする。


それでもコピー誌とかグッズとか書店委託がきかないようなアイテムを扱う(主にピコ手)サークルは依然としてそういう郵便通販に頼っていると思われる。小為替に頼れなくなったこれから、どうするんだろう…? 銀行振り込みとかになってくのかなぁ。



(参考までに)
ちょっと古めの同人誌を引っ張り出してみた。
Littlewitchの中の人(1996/8/3発行)
通販用の住所入ってますね
・ciaociaoの中の人が前のペンネーム/サークルで出してた時の(1999/11/17発行)
奥付に住所あり。つーかこのひと10年経っても絵柄変わってねーな(もちろんいい意味で)
・共月のひと。(2001/10発行?)
既にhotmailだけになっとる…。ちょうど「ホームページつくりました〜」と書いてあるタイミング。2001年で既に抱き枕とか作ってたんだー。ふーん。
ちょっとサンプル少なすぎるけどだいたい2000年前後くらいかね。奥付が変化したのは

*1:奥付に書かれた住所に狂信的なファンが押しかけて本人に合わせろだの何だのと騒ぎを起こすこと