ホビット 思いがけない冒険

ついに見てきた。公開からもう一か月経ってしまったけど、冬コミ前だったから行けなかったのよね…。ようやく見られた!


一言で感想を言うと、やはり素晴らしい!の一言に尽きる。あと何回か見に行きたいけど、時間取れるかな…。


さて、一部ネタバレも含むので一応。













今回は新宿ピカデリーで、HFR3D(High Frame Rate 3D)バージョンを見てきた。3Dメガネとか、内心バカにしてたけど結構没入感というか迫力は結構すごかった。
ただ、動きの少ない場面だとちょっと違和感あるかな。動きの激しい場面とか、風景場面とかは逆に素晴らしい効果がありますね。ホビットの家とか穴が奥に続いてる感じが分かるし、エレボールの広間とかすごい荘厳で上からの視点で高さ(深さ)が表現されていて見事でしたね。


本編の方はドワーフたちのコミカルな掛け合いとか。派手な戦闘シーンとか。広大なフィールドをかけ回るシーンとか。ほんとどれを取っても素晴らしい映像化ですよねえ。


3時間も長いと思ってたけど終わってみるとあっという間だった。実際の旅程を考えると、ホビット庄から避け谷を経由して、霧ふり山脈を越えるまで、3時間というのは短すぎる…というか、避け谷までが早すぎ。尺の都合で端折ってるとはいえあまりにあっけなく過ぎ去ったよね…。


回想シーンでアザヌルビザールの戦いが入ってたり、ラダガストが活躍してたり、映画独自の追加シーンもあったりしたけど、原作を壊さない程度の内容で良かったかなあ。
元より原作は児童向けの作品なので、大人にも見られるファンタジー映画に仕上げるためにいろいろと工夫がされてるようですね。


ラダガストはもともと「変人」という設定だけど、口からナナフシ出すとかそういう意味の変人じゃないんじゃ…という感じはしたけどどうなのかしら。キャラ付けのためにちょっと強調してるってのはあるかもしれんけど。あとラダガストのソリ引いてたウサギちゃんたちがとてもかわいかった!ドル・グルドゥアから逃げる時に後ろ足クイックイッってやってるシーンとかもうたまらんね…


オリジナルキャストの声が聞きたいので吹き替えでなく字幕版にしたけど、映画を英語だけで見る(聞く)のはやっぱりちょっとハードル高いね…。50%聞き取れるかどうかというところ。どうしても字幕に目が行ってしまう。ただドワーフの歌とかはやっぱり吹き替えでなくオリジナルで聞きたいよね…。EDテーマにもなってた、「Misty Mountains」って歌、本編ではドワーフ達も歌ってたけど、すごい良かった。


発音の方で気になったのは、DainとかThrainとかドワーフの名前が英語読み(ダイン→デイン、スライン→スレイン)に聞こえたこと。英語読みでいいんだっけ…?あとThorinはソーリンが正しいんだっけ?原作日本語版のトーリンで慣れちゃってるからちょっと違和感あるよね。字幕は原作に準じてダイン、スライン、トーリンてなってたけども。*1


あとルーダウアってのが出てきて何?映画独自の設定?とか思ったけど、リュダウア(Rhudaur)の事だった…。指輪物語は旧訳派なのでルダウアでもルーダウアでもなく、リュダウアと覚えてるからやっぱり違和感あるよね…。この辺は慣れるしかないのか。


それにしても、ドワーフ、13人もいると顔と名前覚えられないよね。3時間見て、トーリン(リーダー)、ボンブール(食いしん坊のでぶっちょ)、キーリ&フィーリ(最若手)くらいしか見分けつかなかった。ビルボに優しくしてくれた髪の毛が左右にとんがってるドワーフはドーリか?爺さんはバーリンか。
あと何回か見に行かないと全員覚えるのは無理かね…。名前は全部覚えてるんだけど。

*1:指輪物語追補編Fによるとドワーフの(通称)名は北方の(人間の)ことばに由来する、ってあるから英語読みが正しいのかな?